不動産会社への断り方|上手な3つのコツとしつこい時の対処法も解説

賢い業者の選び方

☑複数の不動産会社を比較検討したいけど、合わなかった時の断り方がわからない。

☑お断りを入れるのが申し訳なくて気が引ける。

☑不動産会社のお断りはメールでも大丈夫なの?

☑もし断ってもしつこく連絡してきたらどうすればよい?

不動産取引を成功させるためには、多くの不動産会社を比較検討してより良い会社と契約することが大切です。

しかし多くから選ぶには、合わなかった不動産会社にお断りを入れなければいけません。

この記事では、不動産会社への上手な断り方を解説していきます。

断り方が上手になれば、複数社の検討がラクになるだけでなく、その後の関係も保てるかもしれません。

よりよい不動産会社を見つけるための技として、お役に立てると幸いです。

不動産会社への断り方【なる早・理由・感謝の気持ち】

不動産会社への断り方は、下記の3つのコツを抑えることが大切です。

  • なるべく早く連絡すること
  • 理由を正直に伝えること
  • 感謝の気持ちをしっかりと伝えること

なるべく早く連絡すること

不動産会社にお断りをするとなったら、なるべく早く連絡しましょう。

お断りの連絡はしずらいく、後回しになったり、相手から聞かれてからにしようと思いがちです。

しかし、断りの連絡があるまでの期間は、不動産会社の担当者はあなたの物件の為にいろいろと動いてくれている可能性があります。

断りの連絡が遅くなればなるほど、その労力が無駄になってしまいます。

相手のことを考えると、お断りを決めた時点ですぐに連絡をしましょう。

理由を正直に伝えること

不動産会社にお断りをする際には、正直な理由を伝えるましょう。

「自分の希望に合わなかった」や「他社の方が条件が良かった」等の理由でも、決め手の理由をしっかりと伝えることで不動産会社納得して受け入れることができます。

感謝の気持ちをしっかりと伝えること

不動産会社を断る際も、感謝の気持ちをしっかりと伝えましょう。

相手方もあなたのために、時間と労力を割いてれたことは確かです。

感謝の気持ちを伝えるだけでも、相手からの心証を良くすることができます。

今回は、縁が無かったかもしれませんが、もしかしたら何かのご縁でまたお世話になる可能性もゼロではありません。

あなたの心証をよくすることには損は一切ありません。

不動産会社に断ることは悪い事ではない

不動産会社にお断りをするのは気が引けると感じる人は多くいます。

しかし、不動産会社に断りを入れる事は悪い事ではありません。

その理由は、下記の通りです。

  • 不動産会社は断られるのに慣れている
  • きちっと断った方が、不動産会社は別の案件に力を注げる

不動産会社は断られるのに慣れている

不動産会社の担当者は、断られるのに慣れている人が大半です。

なぜなら、毎日多くの顧客が不動産会社を訪れる中でも、成約につながるのは数%で、ほとんどは成約につながらないものばかりです。

また、複数の不動産会社に依頼し、より良い条件を吟味されているのも理解しています。

相手に申し訳ないという気持ちがあるのもわかりますが、断る事を気に病むことなく問い合わせや査定をしてみるのが良いでしょう。

きちっと断った方が、不動産会社は別の案件に力を注げる

契約する予定がないなら、きっちりとお断りしたほうが不動産会社も別の案件に力を注ぐことができます。

不動産会社は、大半が契約が成立して初めて報酬を得られるものです。

契約に至らない案件は、どんなに労力を注いでも、無報酬のままです。

そのため、あいまいな状態で長引くことには、不動産会社にとっても、あなたにとっても利益はありません。

きっちりとお断りする事も、相手にとってもメリットとなり得ます。

不動産会社へ間違った断り方

断ることが悪い事ではないとは言っても、間違った断り方をしてしまうとトラブルなってしまう場合もあります。

続いて、避けるべき断り方について解説していきます。

  • 無視はしない
  • あいまいな表現で伝えない
  • 予算を理由に断らない
  • 悪口を言わない
  • 検討中で長引かせない
  • 嘘をつかない

無視はしない

連絡を無視するのは一番よくありません。

お断るするのが気まずいからと言って、無視しても相手からの連絡がなくなるわけではありません。

むしろ、正式な回答をするまでは見込み顧客リストから外れません。

連絡をする相手からしても、連絡がつかないことはとても心証を悪くします。

不動産会社からの連絡は、無視せずにちゃんと受け答えしましょう。

あいまいな表現で伝えない

あいまいな表現で伝えるのも、良い方法ではありません。

どちらとも取れる表現は、意図が伝わらずに一番相手を困惑させる可能性があります。

断るにせよ、明確な理由を知れば、相手も納得感を得ることができます。

予算を理由に断らない

不動産業界では、予算を理由に後から断るのはマナー違反に当たります。

なぜなら、まず始めに予算を決めてから、その中で物件情報を確認するのが一般的です。

前提である予算を後から言われると、今までの労力を不意にしてしまいます。

お断りの理由として、予算を出すのは避けましょう。

悪口を言わない

お断りする際に、物件やスタッフの悪口を言うのはやめましょう。

自らの希望に沿わなかった部分を伝えるのは良いですが、後ろ向きな悪口や文句は伝えても得にはなりません。

逆に相手の印象を悪くしますし、不動産業界の横のつながりで今後に影響を与える可能性もあります。

検討中で長引かせない

検討中として答えを先延ばすのも相手にとってメリットはありません。

比較物件の回答待ち等であれば、「〇日までにご連絡します。」とあいまいでなく期限をお伝えしましょう。

嘘をつかない

断る理由で嘘をつくと、後々問題になってしまう可能性もあります。

不動産業界では、意外と情報共有がされているため、不要な嘘は悪い評判につながりかねません。

理由は正直にお伝えするのが良いでしょう。

不動産会社にメールで断るときのポイントと例文

おすすめ

不動産会社へのお断りの連絡は、今はメールで行える所も多くなっています。

メールであれば、時と場所を選ばずにお伝えする事ができます。

不動産会社にお断りを入れる時に使えるメールの例文をご紹介します。

〇〇不動産 〇〇様

お世話になっております。〇〇です。

先日は、当方の物件の査定および売却におけるご準備や資料を取り揃えていただき、ありがとうございました。

とても良い条件を頂き、いろいろとお手間をおかけした後で申し訳ありませんが、今回は他社に依頼することになりました。

〇〇様には、大変ご親切に対応していただきました。

本当にありがとうございました。

また、何かの機会がございましたら、何卒よろしくお願いします。

良い不動産会社に巡り会うには複数社への依頼しよう

これまで不動産会社への断り方を解説してきましたが、これも良い不動産会社と巡り会うためです。

不動産取引では、『良い不動産』と巡り会う事が成功のカギです

不動産売却であれば、選んだ不動産会社によって、売却金額が500万以上も変わる事があります。

不動産売却においては、複数の不動産会社に査定を依頼するには、『一括査定サイト』がおすすめです。

一回で複数の不動産会社に査定依頼ができ、良い不動産会社を見つけ出す事ができます。

検討して条件に合わなかった不動産会社には、上手い断り方でその後の関係を崩す事なくお断りができます

参考記事 不動産売却一括査定サイトとは

査定後、断る前に確認すべき注意点

マンションの一括査定で候補に上がった不動産会社をお断りする時に、注意すべき点をお伝えしておきます。

  • 査定額が売却額になるとは限らない
  • 一般媒介契約も選択肢の一つ

査定額が売却額になるとは限らない

査定額が売却額になるとは限りません。

高い査定額が提示されたからと言っても、本当にその金額で売却できるのかどうかも確認する必要があります。

他社より高額な査定額が提示されたときには、その根拠は何なのかを教えてもらい、納得の理由があれば依頼するのが良い方法です。

一般媒介契約も選択肢の一つ

複数の不動産会社に査定を依頼して、査定結果で迷った場合には、複数社へ契約を依頼する事ができる事も選択肢に入れておきましょう。

不動産会社の仲介契約には、下記の3種類があります。

媒介契約の種類
  • 一般媒介契約
    • 同時に複数社と契約が可能で、制限が少なく比較的自由に売却活動ができるが、不動産会社のサポートはあまり期待できない。
  • 専任媒介契約
    • 一社ににしか契約ができないが、自分で買い手を見つけることができる。
  • 専属専任媒介契約
    • 一社にしか契約できず、その分手厚い売却サポートを受けられる。

一般媒介契約であれば、複数社との契約が認められています。

ただし、売却活動に力を入れてくれる可能性が高いのは、専任媒介契約と専属専任媒介契約です。

特徴を理解した上で、迷っている間は一般媒介契約で、一本に決めたら他者を断って、専任媒介契約か専属専任媒介契約にすることも可能です。

断っても不動産会社からしつこく連絡が来る場合の対処法

これまで、不動産会社への断り方についてをお伝えしてきましたが、もしも断ってもしつこく連絡してくる場合の対処法もお伝えしておきます。

  • 国民生活センターに連絡すると告げる
  • 一括査定サイトの相談窓口に相談する

国民生活センターに連絡すると告げる

不動産会社にお断りを入れたにも関わらず、しつこく何度も勧誘等の電話がかかってくる等の抑止として『国民生活センター』があります。

国民生活センターには、個別の事業者名を公表できる等の行政からのペナルティもあるので、あまりにひどい時には名前を告げるだけでも抑止になる可能性はあります。

一括査定サイトの相談窓口に相談する

一括査定サイトの中には、不動産売買に対するトラブルの相談を受け付けてくれる所もあります。

中には、通報の多い不動産会社との連携を解除するシステムをとっている所もあるため、こちらも抑止力として利用する事も可能です。

参考記事 マンション売却で困ったことがあるときの相談先はどこにすればよい?

不動産取引で断りのタイミングでの注意点

ここでは、不動産取引でお断りをする時にタイミングで注意すべき点をお伝えしていきます。

押さえておかないと、キャンセルするためにはペナルティが発生する可能性もあります。

売買契約前はペナルティなし

不動産の世界では、売買契約前はペナルティなしでキャンセルできます。

売買契約後はペナルティが発生してしまう

しかしながら、売買契約締結後は原則としてキャンセルはできないのが通常です。

解約となり何かしらのペナルティが発生してしまいます。

契約書を確認して対応しましょう。

マンション価格高騰の今が、高額査定のチャンス!?

国土交通省の発表によると、現在中古マンションの価格が急上昇しています。

コロナの影響もあり需要が大幅増加、住宅価格は1.3倍、マンションは1.8倍にもなっています。

今のタイミングなら高額査定で、購入金額より高値の価格がでる可能性もあります。

まずは、一括査定サイトでマンションの現在の価値を知ることをおすすめします!

参考記事 マンション売却一括査定サイト比較ランキング

まとめ

この記事では、依頼した不動産会社が合わなかった時の、上手な断り方について解説してきました。

  • 上手な断り方のコツは「なる早・理由・感謝の気持ち」相手の立場になって行動してみると良い。
  • 不動産会社にお断りを入れることは決して悪いことではない。むしろ相手の為になる。ただし、間違ったl断り方はトラブルになるので抑えておく。
  • 断ってもしつこく連絡が来て困る場合には、しかるべき所に相談すると良い。
  • 複数の不動さん会社からより良い会社を選ぶためには、複数会社に依頼して上手なお断り方をしながら選別するのが良い。

この記事がマンション売却のお役に立てれば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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