☑自分の地域のマンション売却価格の相場を知っておきたい
☑今後、マンションの価格があがるのか下がるのか傾向を知りたい
☑自分でマンション売却の相場価格を調べる方法を知りたい
☑相場より低い価格では売りたくない
マンション売却を思い立った際に、自分のマンションの値段を把握している人はあまり多くは無いはずです。
マンション価格の相場を知って、できる事なら相場価格よりは高く売りたい、低くて損をしたくない。
誰もがそう思うはずです。
この記事では、マンション売却価格の相場をご紹介するとともに、自分での調べ方や損をしないための対策まで解説していきます。
マンション売却の相場【都市別】

マンションの売却価格の相場は、地域によって違います。
主な主要都市の2023年の売却価格の相場を見ていきましょう。
マンション売却価格の相場
都道府県名 | 売却相場 | 市場の動向 |
---|---|---|
東京 | 4,500万円 | 価格が上昇している。 |
大阪 | 2,400万円 | わずかに価格が上昇しているが、横ばいである。 |
神奈川 | 2,700万円 | 価格が上昇しているが、地域差が大きいのが特徴。 |
千葉 | 2,000万円 | わずかに価格が下落している。 |
埼玉 | 2,200万円 | わずかに価格が下落している。 |
愛知 | 2,300万円 | 価格が上昇している。 |
兵庫 | 2,200万円 | 横ばいである。 |
京都府 | 2,600万円 | 価格が上昇している。 |
福岡 | 1,600万円 | 価格が上昇している。 |
マンション売却相場の今後の動向
2022年までは、マンション売却相場は過去最高を更新しています。
国土交通省が公表しているデータによると、2022年にかけてマンションの売却相場は右肩上がりで上昇を続けています。

今後もマンション価格はあがり続けていくのでしょうか?

そればかりは、誰にも分かりません……。
ただ、今後のマンション売却価格に影響を与えそうな要素はいくつかあります。
- 資材価格の高騰で、新築マンションの価格があがっているため、中古マンションの需要は拡大している
- 住宅ローン金利は低い水準を保っているが、金利があがるとマンションの需要は減少する可能性がある
- 2025年に大阪万博の開催が予定されている
外的な要因が絡み合って、マンション売却価格の相場を左右していますが、少しでも高く売却をしたいのであれば、自分自身でも相場を把握しておく必要があります。
【目的別】相場を自分自身で調べる方法

それでは、実際相場を自分自身で調べる方法をご紹介していきます。
相場を調べる方法はいくつかありますが、目的によって使えるサイトを上手く使い分ける事をおすすめします。
- 【目的①】成約事例から相場を調べる
- レインズマーケットインフォメーション
- 【目的②】売り出し中の物件から相場を調べる
- 不動産ポータルサイト
- 【目的③】地域のマンション売却相場を調べる
- 不動産取り引き価格情報検索
- 【目的④】地域の価格動向を調べる
- 東京カンテイ
- 【目的⑤】自分の物件の査定金額を調べる
- 不動産一括査定サイト
【目的①】成約事例から相場を調べる
直近1年間の実際の成約事例から相場を調べるには「レインズ・マーケット・インフォメーション」がおすすめです。
沿線、最寄り駅、駅からの距離、築年数、間取り等の条件で、自分のマンションに似た成約実績を検索する事で、自分のマンションの相場を調べる事ができます。
国土交通省監修のサイトで実際の成約事例が分かるため、相場を調べるうえでの精度は高いものとなっています。
ただし、直近1年以内に似たような事例が無い場合には、相場が把握できない場合もあります。
【目的②】売り出し中の物件から相場を調べる
実際に現在売り出されている物件から相場を調べるには、「不動産ポータルサイト」がおすすめです。
有名なところだとSUUMOやHOME’S等のサイトで検索する事で、自分のマンションに条件が近いマンションがどれぐらいの金額で売り出されているかを調べる事ができます。
注意しなければいけない点は、売り出し価格なので、実際に売れるのはこの金額より下がるのが一般的です。
【目的③】地域のマンション売却相場を調べる
地域のマンションの売上相場を詳しく調べるには、「不動産取引価格情報検索」がおすすめです。
国土交通省がアンケートを元に、マンションの地域を指定して売却相場を調べる事ができます。
注意点しなければいけない点は、こちらのデータはアンケートをもとに作成されているので、実際の価格とは違う場合もあります。
【目的④】地域の価格動向を調べる
全国のマンションの価格動向を調べるには、「東京カンテイ」がおすすめです。
「中古マンション価格天気図」を見ることで、地域ごとに物件の価格が上がり下がりの傾向が分かりやすく把握できます。
ただし、都道府県ごとの傾向なので、実際のエリアや条件等での把握はできません。
【目的⑤】自分の物件の査定金額を調べる
実際、自分のマンションがいくらで売却で売れそうなのかを調べるには「不動産一括査定サイト」がおすすめです。
不動産一括査定サイトを利用する事で、複数の不動産会社から一度に査定を受ける事ができ、金額を比較検討する事ができます。
ただし、利用すると実際に不動産会社からのアプローチが来るので、気軽に相場だけ知りたいだけの方は注意が必要です。
参考記事 マンション売却一括査定サイトとは
マンション売却価格が相場より安くならない対策

マンションを売却する際に、相場価格より安くなってしまい、損をしたく無いものです。
相場より売却価格を安く売りたくない、少しでも高く売りたいための対策をお伝えします。
- 不動産会社の囲い込みへの対策
- 適切な売り出し時期を見極めるための対策
- 諸費用等で相場を下回ってしまう事への対策
不動産会社の囲い込みへの対策
「囲い込み」とは、不動産会社が売る側と買う側の両方を仲介し、他の不動産会社が入って来ないようにする状態の事です。
不動産会社の囲い込みを受けてしまうと、買主を見つけるのに時間がかかってしまったり、値下げを多く受けたりしてしまいます。
信頼できる不動産会社を見つける事が、マンション売却で重要なカギになります。
「囲い込み」を受けないためには、複数の不動産会社に査定を依頼して、信頼できる不動産会社を選ぶことです。
参考記事 賢い不動産会社の選び方
適切な売り出し時期を見極めるための対策
マンションの売り出し時期を適切に見極める事が相場より安くならないために大切です。
マンションは売れにくい時期、具体的には1月や8月に売り出しを始めてしまうと、売却に時間がかかり値下げ等を行わないと売れない可能性があります。
マンション売却も売り出すタイミングも考慮して対策していきましょう。
参考記事 マンション売却のタイミングはいつがベスト?
諸費用等で相場を下回ってしまう事への対策
マンション売却の際に、売り出し価格がそのまま自分の手元に入るわけではありません。
中古マンション売却では、購入希望者から値下げ交渉をされることも一般的です。
また、売却にかかる様々な費用もあります。
上記を考慮していないと、相場より下回る価格での売却をしてしまうことになります。
売り出し価格を決める際には、相場よりも1割ほど高めに設定するのが良いでしょう。
参考記事 マンション売却にかかる費用はどれぐらい?
まとめ
この記事では、2023年の地域別マンション売却の相場から、自分での調べ方等を解説してきました。
- マンションの売却相場は、地域によって差があり、自分の地域の相場を把握する事が大切であること。
- 目的に合わせて、相場を調べるサイトを使い分けると、相場を把握しやすくなること。
- マンション売却価格が相場より下回らないように、囲い込み、タイミング、諸費用に対する知識を付けておくこと
この記事が、マンション売却のお役に立てると幸いです。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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